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旅の思い出

「旅に行くと決めた時から旅は始まっている」

なんて良く言いますが、旅が終わったその後も続いていることだってあります


何百枚と撮った写真を見返す時

キーホルダーやスノードームを見た時

謎の調味料を使ってみた時…


そんな旅の続きをくれるお土産たちには、思い出がたくさん詰まっているけれど

悲しいかな、見なくなれば忘れてしまうもので


けれども私

頻繁にその旅を思い出す、旅を続けるんです

それは


旅の思い出に「器」を買うから


器のいいところは日本だけじゃなく世界にだって共通してあるもので

どこへ行っても買うことができる

そして食器棚に収め、毎日の器選びで使わなくとも目が合えば

「やぁこんにちは!」と旅に触れることができる


そちらのお天気今日はどうなのかしら

なんて行きもしないのにお天気をチェックしてみたり


旅の思い出をくれるとともに、続きを与えてくれる

器はそんな旅のお土産です


スウェーデンに行った際のこと

陶芸家のアトリエを訪ねたことがありました

スウェーデン、ストックホルムの街に佇むアトリエ


ストックホルムの街並みが素敵なのは言わずもがな その中でも吸い込まれるように入りたくなるアトリエ


広い空間とは決して言えませんでしたが

ギャラリーショップと工房、奥のキッチンが上手に一体感を生み出していて

初めて訪れたのにホッとする

そんな空間でした



Don't touch!


と言われると・・・・・

ダメダメ

触りませんよ



日本に持って帰ると言ったら

「まぁ!遠い!」と、とても頑丈に包んでくれました


そうそう

この梱包

日本じゃ当たり前かも知れませんが、

ヨーロッパでアンティークの仕入れをしていた時

プチプチ(緩衝材)で包まれたら「ひゃ〜ありがたい!」と驚くぐらい

滅多に緩衝材なんて出てこなくて

写真のような段ボールでできた保護材が出てきたらハグしちゃうぐらい

町のその辺にあるチラシでペペッと包まれることが多かったです


お部屋に戻って自分の衣類で一つづつ包んだものです…

(それからは日本からある程度緩衝材を持って行くようになりました)


突撃でアトリエに入れることは難しいかも知れませんが、

ギャラリーショップが併設している工房などは

気軽に訪れることができますよ ぜひ器好きのみなさま、旅のスケジュールに加えてみてくださいね

そんなストックホルムの器は今もお茶のお供になっています

ホッと一息つきながら、ストックホルムの明るい夜を思い出して



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