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陶器の汚れ何で落とす?




運命的な出会いを果たした器とは末永くお付き合いしたいもの

そんな気持ちとはウラハラに



器は時に手からすり抜け、粉々に散ってしまうことも


大事にしていても そんな予期せぬアクシデントは防ぎようがないのでさておき、

大事にできる方法をご紹介しよう


その1つ

「洗い方」


言わずもがな 研磨剤が入ったスポンジや、クレンザーでゴシゴシ洗うのはご法度

「汚れがひどいから水に浸けておこう」というのも実はあまりオススメしない 匂いがついてしまう原因になってしまうのだ


洗剤以外で器洗いに使えるもの

それは

①塩

②レモン

③重曹


まずは①の塩

塩が得意とするのは「茶渋」 びっしりついてしまった茶渋をゴシゴシスポンジで擦っては傷がついてしまう 塩を汚れに振りかけたら、湿らせた柔らかいスポンジでこすればOK 塩で器は傷つくまい 塩は口に入れても安心なので、貫入など成分の染み込みやすい器でも安心 赤ちゃんの器も、安心


次に②のレモン

要は「クエン酸」

クエン酸が得意とするのは「水垢やニオイ」

お鍋にレモンを絞った水を入れ、器を入れ2~3回煮沸 レモンがない場合は市販のクエン酸を使ってOK 酢もレモンやクエン酸と同じ酸性だが、酢のニオイが染み付いてしまうことがあるので 使う場合は気をつけよう

レモンの煮沸でニオイが落ちない場合は、重曹の出番だ


③重曹

何かと家事のシーンで名を上げる重曹 重曹が得意とするのは「油染みや茶渋」 汚れが気になる部分に重曹を振りかけ、10分程度おいてから優しくこする 粉のままの重曹はクレンザーなどと同じ研磨剤としての働きをするので、 力を入れすぎず優しく優しく洗う レモンで太刀打ちできなかった匂いには重曹を溶かした重曹水を使ってみよう 重曹を溶かした水に半日ほどつけ置きしたら、重曹の成分がうつわに残らないようにしっかりすすぐ 十分乾かしてもニオイが取れていなければ、重曹水でのつけ置きを2~3回繰り返す


かなり手間と時間をかけるが、手をかけるというのも、大事にしている証

楽しみの1つになれば嬉しい


そして何より大事なのが

どんなに愛情をかけても使っていくうちに変化はつきもの 使い方やメンテナンスの仕方によってその変化は異なるけれど、防ぐことはできない 陶器は「育てるうつわ」として変化を楽しみながら、あまり気にせず付き合うのがオススメ

なんだか夫婦みたいじゃないか

見た目も中身も出会った頃のままではいられない 小さいことは多少目を瞑って…末永くお付き合いする秘訣は器も夫婦も同じだったり…








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